クレジットカードの現金化は違法?2つの事例と手を出してはいけない理由とは?

去年の春ごろ、メルカリで現金が売られているのが話題になったのを覚えている人もいるのではないでしょうか。

クレジットカードで現金を買うことにより、すぐに現金を得る現金化という行為。

一見便利でよさそうに見えますが、現金化はとっても危ない行為です。

この記事では、クレジットカードの現金化はそもそも違法なのか、どのようなリスクがあるのかを見ていきます。

1、クレジットカード現金化とは?

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クレジットカード現金化とは、クレジットカードのお金を現金に変えるというものです。

その仕組みを説明していきます。

クレジットカードには「キャッシング枠」と「ショッピング枠」があるのをご存知でしょうか。

「ショッピング枠」は、こちらだけ使っているという人も多いと思うのですが、普通に買い物をするときに利用するものです。

それに対して、「キャッシング枠」というのは、借入枠とも言われ、現金を借りることができるというものです。

クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を現金に換金することです。

その実際のやり方は、5、クレジットカード現金化の方法で詳しく見ていきます。

2、なぜ、クレジットカード現金化をするの?

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ここで、別に現金もクレジットも同じお金で、同じようにものを買えるから変わらない、なぜわざわざそんなことをするんだと思う人もいるでしょう。

その理由は大きく2つあります。

一つ目は生活費や、遊ぶお金、ギャンブルなど今すぐ現金でお金が欲しい場合です。

これは想像ついた人もいるのではないでしょうか。

手持ちに現金がないとき、すぐにお金を手に入れられるというものです。

二つ目は現金でお金を借りれなくなってしまった場合です。

実際はこのケースが多いようです。

ここでお金を借りれなくなるってどういうこと?と思う人のためになぜそんなことが起きるのか説明していきます。

借金返済のために借金をします。

それを繰り返すと、借金返済のためにお金を借りる負のスパイラルに入ります。

しかし、法律により、年収の3分の一を超える現金の貸し付けは禁じられています。

これによって、いずれキャッシング枠や消費者金融の借入限度額が天井になり、お金を借りれなくなります。

借金の返済が滞ると

・カード会社のブラックリスト入りしてしまう。

・家族、会社にもばれる。

などの理由から、クレジットカードの現金化を行うようです。

ここまで見ると、クレジットカード現金化って役に立つんだねと思うかもしれません。

ここからはクレジットカード現金化に潜む危険についてみていきます。

3、クレジットカードの現金化は違法?合法?

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そもそもクレジットカード現金化は違法なのでしょうか?

調べてみればわかりますがクレジットカード現金化は、違法ではないというサイトと違法であるというサイトがあり、惑わされているかもしれません。

どうやら、グレーゾーンのようで、はっきりさせるために直接経済産業省(クレジットカードのショッピング枠の利用については経済産業省の管轄らしい)に電話をしてみました。

その結果、「規定するよう法律は特段設けられてない」とのことでした。

つまり、違法ではないのです。

クレジットカード現金化の専門業者はとても多くあるのでこの結果には納得しました。

しかし、合法だからやっていいんだというとそういうわけではないのです。

・違法ではないがクレジットカード会社の規約違反

日本クレジット協会がクレジットカード現金化を全面的に禁止しているのからです。

ですので、全てのカード会社の規則には、クレジットカードの現金化を禁止する文が書かれています。

規約違反をすると、「残金の一括請求」、「カードの利用停止」、「カードの強制退会」等のペナルティを受けることになります。

4、現金化業者は違法となることも

クレジットカードの現金化自体は規約違反ではあるものの、法律違反ではないということを上記で述べました。

しかし、業者に関しては現金化にあたり貸金業法や出資法などに抵触しないように業務を行う必要があります。

そこで、これらの法律について以下で説明します。

・貸金業法

クレジットカード現金化は、内閣府より貸金業であると認められています。

しかし、それらの業者に貸金業者として登録を行っているところはありません。

よって、貸金業として許可がないクレジットカード現金化は無許可にヨロ営業となるので、警察はそれらの業者を逮捕することが出きます。

しかし、キャッシュバック特典付き商品を販売している業者に対して貸金業と解釈するのは通常の法律からは困難であるといえます。

しかし、有罪判決を受けた容赦はあります。

警察側は、頭を使い、昔に高金利での融資を行っていた元貸金業者に狙いを定めたのです。

それらの罪と併合して有罪判決としたのです。

・出資法

日本国内では、貸金業や金融業などの認可を所定の官庁から受けないと、利益を目的として現金を売ったり買ったりすることはできません。

ですので、フリマアプリにおいて、警察当局が現金の売買が実際には金の貸し借りで、額面を超えた部分を利息と判断すると逮捕されます。

ちなみに、事業として行う場合、利息の目安の上限は最高年20%未満となります。

そのため、一万円を一万五千円で売ると利息は50%となるのでアウトです。

5、広がるクレジットカード現金化の方法

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現金化の方法は多岐にわたり、年々増えてきています。

ここではその一部を紹介します。

・ネット型クレジットカード現金化

これが一番一般的なもので人気も高まって、業者も増えています。

その仕組みは、指定した(された)金券や回数券などの商品を、あなたがクレジットカードを使い買い取り、その商品のキャッシュバックという形で現金を送るというものです。

これは、手軽にできるというのが魅力のようです。

しかし、悪徳業者も多く、個人情報流出などの事件も起きています。

・店舗型クレジットカード現金化

これは、業者が取り扱う商品をカードで購入し、その場で買い取ってもらうというものです。

その場でやり取りするからトラブルが起こりにくいというのが魅力のようです。

・アマゾンギフト券の現金化

アマゾンギフト券は電子マネーという扱いになるため、本来金券ショップなどでの買取はできません。

現金化の方法は主に2つです。

①     アマゾンギフト券買取の専門業者に頼む

②     アマゾンで切手を買い、金券ショップで売る、もしくは換金率の高い商品を買い、即売却する

・フリマアプリで現金化

これは、現金をカード決済で購入するというものです。

・交通系電子マネーを利用した現金化

これは、フリマアプリなどでクレジットカードでチャージされたSuicaやPASUMOを購入し、JRの窓口に行って、払い戻しを受けるというものです。

・商品転売による現金化

これは購入時と売却時の価値がほとんど変わらない商品(新幹線のチケット・回数券、商品券・ギフト券、ブランド品、ゲーム)を転売するというものです。

6、クレジットカードの現金化におけるリスクと損失

クレジットカード現金化には、どういったリスクがあるのかということを紹介します。

クレジットカード現金化には、主なリスクは2つあります。

一つ目は悪党業者に騙されるリスクです。

個人情報の悪用や、ホームページに載っている換金率と違う、もしくは現金を送ってこないなどの詐欺に合う可能性があります。

わらにもすがる思いで低い換金率でも交換したいと思っていても、今後お金の入る予定がなければ、債務が膨らんでしまう一方です。

また、そもそも個人情報を悪用したり現金が振り込まれないといったことも起こり得ます。

二つ目はクレジットカード会社に現金化していることがばれるリスクです。

近年では、不正利用の検知の精度も昔よりは高くなってきていることもあり、ショッピング枠を使ってクレジットカードの現金化をおこなっているということがクレジットカード会社にバレてしまう可能性もあります。

クレジットカード会社の規則違反によるペナルティは次のようなものがあります。

・利用停止、強制解約

・クレジットカード解約による料金返済

・自己破産ができない

このようなことになると、以後クレジットカードを作ったりお金を借りようと思った時に、作ったり貸してもらったりするということが難しくなってしまいます。

また、それ以上に利用停止となり料金返済を求められた場合には、良かれと思って低還元率で現金化したお金を支払う必要があります。

クレジットカードの現金化にはこういったリスクを伴うため、現金化を行うことは避けたほうがいいでしょう。

7、小括

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現金化の行為には、売り手、買い手どちらの立場にも絶対に手を出さないようにしましょう。

現金で返せても結局は借金の総額が増えるだけです。

おとなしく国民センターなどの相談機関に行きましょう。

8、まとめ

・クレジットカードの現金化自体は法律で規制されていない。

・しかし、違法ではないが、日本クレジット協会が全面的に禁止している。

・現金化をおこなった場合、個人情報の悪用やクレジットカードの利用停止などといったリスクを負うこととなる。